今回の記事では、私が感じている「子供の年齢(成長)と共に変わってきた使いやすい焦点距離の変化」のお話をしようと思います。
少しの焦点距離の違いなら、『自分の足を使って近づいたり離れたりすればいい』というような事もよく聞きますが、ママと子供の場合は程よい距離があって、そこから動けないという事も多いんですよね (特にママが一人で子供を見ている時)
焦点距離とは、まだ知らない方のためにざっくり説明すると、カメラの中にあるセンサー(フイルムカメラの場合はフイルム)からレンズまでの距離のこと。標準レンズなら18mm〜55mmとか、望遠なら200mmとかそれが焦点距離にあたります
- 子供が近くにいれば焦点距離は短く(広角側)
- 子供が遠くにいれば焦点距離は長い方(望遠側)が使いやすい。
ザックり言うと当たり前の事ですが、レンズの焦点距離数mmが、思っている以上に使い勝手に影響すると感じています。
子供の成長に合わせ、子供との程よい距離感が段々と離れていく。
手が届く至近距離→数メートル離れて→遠くから見守る
そんな変化と共に、使いやすい焦点距離も変化してきました。
なので子供の年齢に合わせて使いやすい焦点距離は具体的に何mm?
そんな内容を今日はお届けしようと思います。
0歳〜2歳にオススメ焦点距離
APS-C16〜18mm(換算24mm〜27mm)
この時期は子供とママの距離はとても近いですよね。
いっしょに遊びながら写真を撮るというイメージ。ママと一緒に遊ぶときのかわいい表情。『あ!今写真撮りたい』って思いカメラを取りに離れてしまうと、もうシャッターチャンスじゃない。そんなことがよくありました。
だから私は写真を撮りたいときはいつも手の届く場所にカメラを置いていっしょに遊んでいました。
一緒にブロック遊びをしながら、一緒にご飯を食べながら。
そんな距離感で撮るにはAPS-C16mmや18mmあたりの焦点距離がとても使いやすかったです。
少し離れたときはAPS-Cの23mmあたりがおすすめです。
この時期APS-Cの35mm(換算50mm)を使うと中望遠的なニュアンスに感じていました。
3歳〜5歳にオススメ焦点距離
APS-C23〜35mm(フル換算35mm〜50mm)
これくらいの年齢になるとママから少し離れて遊べるようになりますよね。
公園でも落ちないようにと側で支えなくても、少しだけ離れて見れるようになってくる。そんな年頃になると標準の焦点距離が使いやすくなりました。
うちは今3歳と7歳の姉妹なので、赤ちゃんの時に中望遠に感じていた35mm(換算50mm)のレンズが、今はとても使いやい焦点距離になりました。
6歳以上にオススメ焦点距離
APS-C35〜55mm(換算50mm〜85mm)
長女が現在7歳。これくらいになると遊びに行くともう私の側になんてほとんどいません。それにカメラを向けると意識しちゃって自然な表情を撮るのが難しくなってきました。
この年頃は少し遠目から見守るように撮りたいですね。
それにはAPS-C55mm(換算85mm)あたりの中望遠が使いやすい。
よくポートレートには中望遠が最適と言われますね。私は今、この焦点距離をカバーするレンズがないので欲しくなってきました。
子供が少し大きくなったら買い足したい焦点距離ですね。
まとめ
以上が私の経験から感じた、ママが使いやすい焦点距離とその変化です。
私は次女がお腹にいた頃から5年間、夫が単身赴任でワンオペ育児をしていました。そんな経験から、ママが(一人で)子供を見ながらカメラも楽しむ。そういう”ママ目線”でまとめてみました。
これがもしパパが、ママと子供が遊んでいるシーンを撮るとい場合は全然変わってくるのかなと思っています。
大人一人で子どもを見ながら撮る、という限定的な環境での体験談になります。
初めて一眼レフを買うときはカメラとレンズがセットになっているレンズキットを買う人が多いですよね。それはそれでズームレンズも1つあるととても便利です。
最初は自分に合った焦点距離のレンズがわからないものです。そういう時は最初はキットのズームレンズを使って、ズームの中の今日は18mmで撮ってみよう、今日は35mm、次は55mmと意識して使うと、自分が便利だと感じる焦点距離がわかってきます。そのあと、一番よく使う焦点距離の単焦点レンズに挑戦するのが私のおすすめです。